2011年4月14日木曜日

サイクルスポーツ

海外では、自転車がスポーツとして世間一般に浸透して、多くのプロ選手がいますが、日本では未だにマイナーですね。最近はスポーツ車が流行り、乗る方が増えていますが、ほとんどが大人の道楽程度。とわ言え、優秀な選手も昔から数人輩出してきてはいます。それなのに何故未だに小さい時からスポーツとしてプロを目指す人口が少ないのでしょうか。

自転車のプロと言えば競輪選手しか頭に浮かばないというのが日本人の標準でしょう。

思い浮かぶ原因を少し考えてみました。

自転車は子供の乗るもので、大人になると卒業し、モーターサイクルや自動車にステータス性を持たせて自分自慢する事で世の中にアピールする事が当たり前の様に刷り込まれている。

自転車「ままちゃり」は安い乗り物で、疲れるし、遅いし、魅力は到底自動車やモーターサイクルには敵わない。

経済発展途上の日本においての基幹産業である自動車の普及に必要不可欠な、インフラとしての道路整備が、マナーやルールの啓蒙より先になったため、偏った自動車優先の交通網が出来てしまい。日本の狭い国土と、市街化調整の整備があまりにコンパクトで窮屈だったために、後からの変更が利かない事で、歩道や自転車道の追加が困難となり、自転車は益々走行に支障を受ける事になった。つまり自転車は交通手段から外され、計画された現在までの都市整備事業の失敗から抜け出せないでいるこの混迷が、自転車本来の魅力であるスピードと自由な行動能力、安全性をスポイルした。 

アメリカ文化に魅せられた日本人は、この狭い日本にその文化の融合をはかるが、国土の狭さが仇となり、また国民性の違いの何たるかを弁え無かったために失敗を重ね、今に至りやっと日本独特の良さに気づき始める。

片やスポーツでは、野球を代表としていろいろな分野に魅力的なスポーツが有り、オリンピックで活躍できるものが沢山有り、優秀な選手が人気の高いスポーツに分散した。

練習環境が確保しづらい。これが1番の理由かな、移動距離が100kmにも及ぶスポーツはエンジン積んでないものでは自転車しかないからね。当然車道を走らないとならないけど、狭い日本の道路を怖いドライバーと車と一緒に走らないとならないんだから、とても子供には走らせたくないと考えるのが当然か?危険だからね。

でもほんとは子供も大人も自転車は好きだと思う。だって楽しいし気分いいんだから。
同じ自転車でもこんなにいろんな競技が有ります。

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